「一階ではWi-Fiが問題なく使えるのに、二階へ行くと電波が弱い」「二階の部屋だけWi-Fiがつながりにくい」という悩みは、一戸建てでよくある問題です。
この場合、Wi-Fiルーターが故障しているとは限りません。ルーターの設置場所、床や壁の影響、家の広さ、Wi-Fiの周波数帯などが原因になっている可能性があります。
この記事では、一階のWi-Fiはつながるのに二階では届かない主な原因と、自宅でできる改善方法をわかりやすく解説します。
結論:一階から二階へWi-Fiが届かない主な原因
一階では問題なくWi-Fiが使えるのに二階だけ電波が弱い場合、主に次の原因が考えられます。
主な原因
- Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
- 一階と二階の間にある床が電波を遮っている
- 壁や家具などの障害物が多い
- 5GHzの電波を利用している
- Wi-Fiルーターの性能が不足している
- 家が広く、ルーター1台ではカバーできない
まずは、ルーターを買い替える前に、設置場所や設定を見直すことがおすすめです。
原因① Wi-Fiルーターの設置場所が悪い
一階の端にWi-Fiルーターを設置している場合、二階の反対側の部屋まで電波が届きにくくなることがあります。
Wi-Fiの電波はルーターを中心に広がるため、できるだけ家の中心に近い場所に設置することが重要です。
例えば、リビングの隅に置いている場合は、可能な範囲で家の中央寄りに移動するだけでも改善する可能性があります。
原因② 一階と二階の間にある床が電波を遮っている
Wi-Fiの電波は、壁だけでなく床や天井の影響も受けます。
特に、一階から二階へ電波を届ける場合は、床の材質や構造によって通信が弱くなることがあります。
鉄筋コンクリートや金属などが多く使用されている住宅では、電波が届きにくくなるケースもあります。
原因③ 5GHzのWi-Fiを利用している
Wi-Fiには主に2.4GHzと5GHzという周波数帯があります。
5GHzは通信速度が出やすい一方で、壁や床などの障害物に弱い特徴があります。
そのため、一階では問題なく利用できても、二階では電波が弱くなる場合があります。
二階では2.4GHzを試してみる
二階の部屋でWi-Fiが弱い場合は、2.4GHzのWi-Fiに接続してみる方法もあります。
2.4GHzは5GHzと比べて通信速度が遅くなる場合がありますが、壁や床を越えて電波が届きやすいという特徴があります。
原因④ Wi-Fiルーターの性能が不足している
古いWi-Fiルーターを使用している場合、現在の利用環境に性能が合っていない可能性があります。
最近はスマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機、タブレット、家電など、多くの機器がWi-Fiへ接続されています。
接続台数が増えると、古いルーターでは通信が不安定になることがあります。
原因⑤ 家が広くてルーター1台ではカバーできない
一戸建ての場合、家の広さや間取りによってはWi-Fiルーター1台だけですべての部屋をカバーすることが難しい場合があります。
特に、3LDK以上の住宅や2階建て・3階建て住宅では、部屋によって電波の強さが大きく変わることがあります。
この場合は、Wi-Fi中継機やメッシュWi-Fiを利用する方法もあります。
一階から二階へWi-Fiを届きやすくする改善方法
改善方法① Wi-Fiルーターの置き場所を変える
まず試したいのが、Wi-Fiルーターの置き場所の見直しです。
できるだけ家の中心に近く、周囲に家具や障害物が少ない場所へ設置しましょう。
また、床に直接置くよりも、棚やテーブルの上など少し高い場所へ設置する方がおすすめです。
改善方法② 2.4GHzと5GHzを使い分ける
二階でWi-Fiの電波が弱い場合は、現在接続しているWi-Fiの周波数帯を確認しましょう。
5GHzで電波が弱い場合は、2.4GHzへ接続することで改善する可能性があります。
ただし、通信速度や周囲の電波状況によって最適な周波数帯は異なります。
改善方法③ Wi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiルーターを長期間再起動していない場合、一時的な不具合によって通信が不安定になっている可能性があります。
一度電源を切り、少し時間を置いてから再起動してみましょう。
改善方法④ Wi-Fi中継機を利用する
ルーターの置き場所を変更しても二階まで十分に電波が届かない場合は、Wi-Fi中継機を利用する方法があります。
Wi-Fi中継機は、親機からのWi-Fi電波を中継して、届く範囲を広げるための機器です。
一階と二階の中間付近など、親機の電波がある程度届く場所に設置することで、二階への通信を改善できる場合があります。
改善方法⑤ メッシュWi-Fiを検討する
家全体をWi-Fiでカバーしたい場合は、メッシュWi-Fiも選択肢になります。
複数の機器を設置して家全体にWi-Fi環境を広げるため、広い一戸建てや複数階の住宅と相性が良い方法です。
改善方法⑥ Wi-Fiルーターを買い替える
古いWi-Fiルーターを使用している場合や、接続台数が多い場合は、ルーターの買い替えによって改善する可能性があります。
ただし、新しいルーターへ買い替える前に、まず現在のルーターの置き場所や周波数帯を確認することをおすすめします。
Wi-Fi中継機とメッシュWi-Fiはどちらがおすすめ?
一階から二階へWi-Fiを届けたい場合、「中継機」と「メッシュWi-Fi」のどちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
| 方法 | おすすめな人 |
|---|---|
| Wi-Fi中継機 | 比較的手軽に電波範囲を広げたい人 |
| メッシュWi-Fi | 家全体を安定したWi-Fi環境にしたい人 |
まずは手軽に改善したい場合は中継機、広い家や複数階の住宅ではメッシュWi-Fiも検討するとよいでしょう。
それでも二階のWi-Fiが遅い場合は?
Wi-Fiルーターの置き場所変更や中継機を試しても改善しない場合は、Wi-Fiだけでなくインターネット回線そのものに原因がある可能性があります。
例えば、有線LANで接続しても通信速度が遅い場合は、Wi-Fiルーターではなく、契約している回線の混雑や通信環境を確認する必要があります。
特に夜間だけ通信速度が極端に低下する場合は、利用しているインターネット回線の混雑が原因になっていることもあります。
一階から二階へWi-Fiを届ける方法でよくある質問
一階のルーターを二階に移動した方がいい?
二階でWi-Fiを利用する時間が長い場合は選択肢になりますが、一階の電波が弱くなる可能性があります。
家全体で利用する場合は、できるだけ中央付近へ設置することをおすすめします。
Wi-Fi中継機は二階に置けばいい?
親機の電波がほとんど届かない場所に設置すると、中継機も十分な性能を発揮できません。
一般的には、一階の親機と二階の利用場所の中間付近など、親機の電波がある程度届く場所を探して設置します。
二階だけLANケーブルを引く方法はある?
可能です。有線LANを利用できる場合は、Wi-Fiよりも安定した通信環境を作れる場合があります。
オンラインゲームや在宅勤務など、安定性を重視する場合は有線LANも検討しましょう。
まとめ|まずはルーターの置き場所と周波数帯を確認しよう
一階ではWi-Fiがつながるのに二階だけ電波が弱い場合、必ずしもWi-Fiルーターの故障が原因とは限りません。
改善する順番
- Wi-Fiルーターの置き場所を見直す
- 2.4GHzと5GHzを切り替えて試す
- ルーターを再起動する
- Wi-Fi中継機を検討する
- メッシュWi-Fiを検討する
- Wi-Fiルーターの買い替えを検討する
これらを試しても改善しない場合は、Wi-Fiではなくインターネット回線そのものが原因になっている可能性もあります。
まずは、自宅のWi-Fi環境を一つずつ確認して、自分の家に合った改善方法を試してみましょう。

